調査レポート
2022年の興行収入&入場者数の動向は?
映画興収はV字回復!しかし、入場者数は伸び悩み…
2022年の興行収入、動員数が映画製作者連盟より発表されました。
映画興行全体の年間興収は約2131億円、入場者数は約1億5200万人。興収2131億円は歴代最高を記録した2019年の約2612億円には及ばないものの、 3年ぶりに大台を回復し、2018年の約2225億円と遜色のない水準です。2020年の約1433億円、2021年の約1619億円という苦境を脱し、V字回復を達成したといえます。
興収規模は以前と変わらぬ水準となりましたが、その内訳はだいぶ異なります。
興収規模の近い2018年と比較しましょう。2022年の興収は2018年比96%ですが、邦画の1466億は同120%となりましたが、洋画は665億にとどまり、同66%にとどまりました。邦画は2000年以降の最高値、1486億円とほぼ並びましたが、洋画はワースト3位となり、“邦高洋低”の傾向が鮮明です。
また、2022年の入場者数1億5200万人は2018年の90%にとどまり、2000年以降でワースト5位。映画料金の上昇が興収を下支えたものの、入場者数ではまだコロナ以前の水準に戻りきれたとはいえないようです。
© 2023 KITT All Rights Reserved.
COMMENT
コメントをするにはログインが必要です。不明なエラーが発生しました