調査レポート

【徹底調査】映画ファンが「観たい」3月公開作品は?

2021-03-06更新

映画興行を支える映画ファン<=映画館に足を運ぶ習慣のある人>の生態や動向をアンケート調査のデータを元に解明するKIQ REPORT!

今回のテーマは、映画ファンが今注目する、3月公開作品!
今週からついに3月に突入。春休みも近づき、例年子供をターゲットとしたファミリー大作もひしめくシーズンです。今コロナ禍に入って公開が見送られてきた洋画大作も久々にスクリーンに登場します!

調査は10代〜60代以上の男女の映画ファン合計757名を、【映画コア】(=月に1本以上、劇場で映画鑑賞する人)映画ライト】(=半年に1本程度、劇場で映画鑑賞する人)と分類し、2021年2/15(月)〜2/22(月)の期間でインターネットを介したアンケート調査を実施しました。
今回は、調査開始のタイミング(2/15)時点で3月公開が決定していた作品のうち、国内最大級の映画レビューサービスFilmarksで、1000clip(見たい映画)以上の作品を抽出。選択式で提示し、「観たいと思う作品」を全て選んでもらってます。

Point① 調査時点で観たい映画トップは「奥様は、取扱注意」!


*「シン・エヴァンゲリオン劇場版」は調査開始時点で公開未定だった為含まず

トップに躍り出たのは、『奥様は、取り扱い注意』(3/19公開/東宝)が全体20.3%となっている。鑑賞頻度別(コア、ライト)で見てもトップで、特出すべきは、該当作品で唯一、映画ライト層でも15%の人が調査時点で「観たい」と答えている。2017年に日本テレビで放送されたドラマの映画化ということで広く知られているという事からの結果と推測される。

続くのは、『太陽は動かない』(3/5公開/ワーナー・ブラザース映画)。男性の方が女性より8%意欲が高いのが特徴です。逆に女性の方が高い意欲になっているのは、『キンキーブーツ』(3/5公開/松竹)ニューヨーク・ブロードウェイの傑作舞台を映画館でスクリーン上映する「松竹ブロードウェイシネマ」シリーズの1作で、新たな取り組みとして注目したい。

さらに続くのは『ラーヤと龍の王国』(3/5公開/ディズニー)や『トムとジェリー』(3/19公開/ワーナー・ブラザース映画)といったアニメーション大作。そして『ラスト・フル・メジャー 知られざる英雄の真実』(3/5公開/彩プロ)、『モンスターハンター』(3/26公開/東宝、東和ピクチャーズ)と洋画が続きます。

3月公開映画といっても、前後の時期によって調査タイミングでの宣伝露出量なども異なるため、一概に注目順位はつけられませんが、それぞれ2月中旬の調査時点での期待度として参考にしてください。

Point② コアとライトの意欲に大きな差が!映画情報量の違いか?

また、全体を通して特出すべきは、映画コアと映画ライトの間の差です。

映画コアの方が「見たい」という意思が高く出ているのですが、これは、劇場鑑賞頻度の高い映画コア層が、必然的に映画情報を早くから注目している事がうかがえます。観たい作品は「特にない」と答えた人が、映画ライト層が30%近く高いことでも、映画ライト層はそこまで積極的に新作映画の情報をとっていない事が推測されます。

今週末から公開し出した3月公開作品の数々!今後の興行に注目です!

【調査概要】
時期        2021年2月15日(月)〜2021年2月22日(月)
手法        インターネット調査
対象        計757s(全国の男女15歳〜60歳以上の男女/映画コア・映画ライト)
定義  ・映画コアファン=月に1本以上劇場で映画鑑賞する人
    ・映画ライトファン=半年に1本程度劇場で映画鑑賞する人

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