データでヒット予報

【データで週末ヒット予報!】医療映画、シリーズFINAL作品の興収は?

2024-12-05更新

過去の関連作品の成績データを踏まえてヒットを予測する“データで週末ヒット予報”。今回はこちら!

劇場版ドクターX 2024年12月6日公開

監督:田村直己
出演:米倉涼子、田中圭、内田有紀、今田美桜、勝村政信、西田敏行ほか
配給:東宝

2012年10月から7シリーズに渡って放送された医療ドラマ「ドクターX 外科医・大門未知子」のシリーズ完結編となる劇場版。東帝大学病院に新病院長として、凄腕の外科医・神津比呂人が就任。彼は徹底的な合理化を進め、医師や看護師を次々と辞職させていく。かつての同僚・森本に呼び戻された未知子は比呂人と意気投合するが、未知子の師匠・神原晶と会った比呂人は顔色を変える。一方、森本は未知子の過去を探るため広島・呉へ向かう。

劇場版ドクターX 関連作品の興収は?

国民的医療ドラマの金字塔として輝く「ドクターX〜外科医・大門未知子〜」は、7作の連続ドラマと1本のSP版が制作される大人気シリーズへと成長しました。シリーズを通しての平均視聴率にも人気ぶりが表れています。

シーズン1、19.1%
シーズン2、23.0%
シーズン3、22.9%
シーズン4、21.5%
シーズン5、20.9%
シーズン6、18.5%
シーズン7、16.5%

2012年に放送されたシーズン1から2021年放送のシーズン7まで、すべて平均視聴率15%を超えていることからも、人気を落とすことなく長年にわたり多くの人から愛されている作品であることがわかります。主演の米倉涼子さん演じる大門未知子の「私、失敗しないので。」の決めゼリフも大きな話題になりましたよね。

医療を舞台にした作品は、ジャンルの一つとして人気であり、これまでにも数多く作られています。
そこで、2010年以降に公開された医療映画を見てみましょう。

ドクターX 興行収入 医療映画

本作と同様にドラマで人気を博し、映画化した医療作品は多く、2008年、10年、17年と3シーズンに渡ってドラマが放送された『劇場版コード・ブルー ドクターヘリ緊急救命』(18)は、興収93億円の記録的大ヒットとなり、2018年の邦画実写映画No.1となりました。また、2021年にドラマが放送された『劇場版TOKYO MER 走る緊急救命室』(23)は45.3億円の大ヒットを記録、2025年には新たに続編が制作されることが発表されています。医療系作品のファンが多いことに加えて、すでにドラマで人気を博していることから本作もスマッシュヒットが期待できそうです!

ちなみに、人気シリーズが映画で最後を迎える作品も多く存在します。

ドクターX 興行収入

シリーズ集大成となる「FINAL」を、見届けたいという気持ちになる方は多いのではないでしょうか。平成から令和を跨いで描かれてきた「ドクターX」は、幅広い世代のシリーズファンの集客が見込めそうです!

そして、完結編となる本作には、今年10月17日に急逝した西田敏行さんが出演しています。テレビシリーズから参加している西田さんは、大門を目の敵きにする病院院長・蛭間重勝を演じています。ここでは追悼の意を込めて、西田さんの出演作品(過去10年)を振り返ってみましょう。

西田敏行 映画 興行収入

1970年に劇団青年座に入団し、舞台で初主演を務めた西田さんは、テレビや映画などにも多く出演し、1989年『敦煌』、1994年『学校』で日本アカデミー賞最優秀主演男優賞を受賞。1988年には、「釣りバカ日誌」に出演し、以降22年に及ぶ人気シリーズとなった本作は、西田さん自身の代表作の1つとなりました。その後、興収40.3億円の大ヒットを記録した『新解釈・三國志』(20)や『アウトレイジ 最終章』(17)といったコメディからシリアスまで名バイプレイヤーとして数々の人気作に出演しました。

俳優業だけでなく歌手活動も行なっていた西田さんは、1981年に「もしもピアノが弾けたなら」でNHK紅白歌合戦に初出場を果たします。さらに、司会業にも活躍の場を広げた西田さんは、『探偵!ナイトスクープ』の2代目局長を務め19年にわたりレギュラー出演し、お茶の間からも愛される存在となりました。最後の映画作品となった本作を、しっかりと目に焼き付けたいですね。

映画は今週公開です。

 

※情報提供:プレコグ
※赤字=興収10億円以上
(C)2024「劇場版ドクターX」製作委員会

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