過去の関連作品の成績データを踏まえてヒットを予測する“データで週末ヒット予報”。今回はこちら！

室井慎次 敗れざる者　2024年10月11日公開

監督：本広克行
出演：柳葉敏郎、福本莉子、斎藤潤、筧利夫、真矢ミキ、松下洸平、矢本悠馬
配給：東宝

ドラマ、映画ともに大ヒットを記録した「踊る大捜査線」シリーズが12年ぶりに再始動。柳葉敏郎が演じた人気キャラクター、室井慎次を主人公とした劇場版二部作の前編。シリーズの人をけん引したプロデューサー：亀山千広×脚本：君塚良一×監督：本広克行の製作陣3人が再集結した。

室井慎次 敗れざる者　関連作品の興収は？

1997年のテレビドラマ放送以来、スペシャルドラマや映画など多くの作品が製作され、社会現象を巻き起こした「踊る」シリーズ。
まずは「踊る大捜査線」シリーズ映画を振り返ってみましょう。

スピンオフ２作品を含め合計６作品製作され、いずれも好成績を収めていますね。6本の累計興収は487億円を超え、中でも2003年に公開された『踊る大捜査線 THE MOVIE 2 レインボーブリッジを封鎖せよ！』は興収173.5億円を記録、これは歴代興収ランキングの邦画実写No.1で10位にランクインしています。

12年ぶりの再始動というブランクが気になるところではありますが、現在、公開に向けてドラマの再放送や映画の地上波放送も続いており、往年のファンの期待は高まっていそうです！　ちなみに今年５月には、1986年スタートのテレビドラマ「あぶない刑事」シリーズの最新映画『帰ってきた あぶない刑事』が８年ぶりに新作映画が公開され、15億円を超えるヒットを記録し大きな話題となりましたね。　本作もブランクを感じさせないヒットが期待できそうです！

一方で、大ヒットとなるには、「踊る」シリーズに馴染みがない人も動員する必要が不可欠です。
そこで、テレビドラマを映画化した刑事映画（2010年以降）をチェックしてみましょう。

ほぼすべての作品で興収10億円を超えている人気ジャンルですが、過去10年で興収20億円を超えたのは『相棒 劇場版Ⅲ 巨大密室！匿名係 絶海の孤島へ』（21.2億円）と『アンフェアthe end』（23.6億円）の２作品のみで、20億突破にはひとつ壁がありそうです。
過去の「踊る」シリーズの成績に期待して、本作の数字にも注目しましょう。

映画は今週公開です。

※情報提供：プレコグ
※赤字＝興収10億円以上
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