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オッペンハイマー　2024年3月29日公開

監督：クリストファー・ノーラン
出演：キリアン・マーフィー、エミリーブラント、マット・デイモン、ロバート・ダウニー・Jr.、フローレンス・ピュー　他
配給：ビターズ・エンド

『ダークナイト』『TENET テネット』などの大作を送り出してきたクリストファー・ノーラン監督が、原子爆弾の開発に成功したことで「原爆の父」と呼ばれたアメリカの物理学者ロバート・オッペンハイマーの栄光と挫折、苦悩と葛藤を描いた伝記映画。
第2次世界大戦下、アメリカで極秘裏に立ち上げられた「マンハッタン計画」。天才科学者のオッペンハイマーは、優秀な科学者を率いて、原子爆弾の開発に成功する。しかし、投下された原子爆弾が引き起こした惨状を目の当たりにした彼は、深い苦悩と葛藤を抱いて–––。

オッペンハイマー　関連作品の興収は？

本年度のアカデミー賞では、本作『オッペンハイマー』が、作品賞、監督賞（クリストファー・ノーラン）、主演男優賞（キリアン・マーフィー）をはじめ、最多7部門を受賞しました。受賞式前から大きな関心が寄せられていた本作ですが、とりわけ注目されていたのが、今回、悲願のアカデミー賞受賞となったクリストファー・ノーラン監督。
まずは、クリストファー・ノーラン監督作品（2005年以降）を見てみましょう。

『インセプション』（興収35億円）、『TENET テネット』（27.3億円）のスマッシュヒットを筆頭に、数多くのヒット作品が並びます。2005年以降ほぼ全ての作品で興収10億円を突破しています。近年では、映画ヘビー層のみならずライト層にまでその名が知られており、ブランド力の高さがうかがえます。そんな彼の集大成といえる今作は、話題性と相まってどれだけのヒット作となるのか、期待大です！

続いて、自身初のアカデミー賞主演男優賞を受賞したキリアン・マーフィーの出演作品(2010年以降)をチェックしてみます。

『ダンケルク』（興収16.4億円）、『ダークナイト ライジング』（19.7億円）、『インセプション』といった、ノーラン監督のヒット作品の常連であるキリアン・マーフィー。
本作で彼が演じるのは、第２次世界大戦中、「マンハッタン計画」を主導し、原子爆弾の開発に成功したアメリカの天才物理学者ロバート・オッペンハイマー。ノーラン監督とは６度目のタッグとなり、監督との阿吽の呼吸でキャラクターを創り上げてきたキリアン・マーフィーは、ノーラン監督の集大成的作品、そしてアカデミー賞受賞作品での主演を飾るにふさわしい演技を見せてくれることでしょう！

最後に、アカデミー作品賞受賞作品（2010年以降）をチェック！

『パラサイト 半地下の家族』が興収47.4億円の大ヒット、『グリーンブック』が21.5億円、『英国王のスピーチ』が18.2億円のスマッシュヒット作となっています。
『パラサイト 半地下の家族』は、アカデミー作品賞受賞の結果を受けて大きく注目され、大ヒットにつながりました。やはりアカデミー賞での受賞が作品の興収に及ぼす影響は大きく、同作は2020年度アカデミー賞授賞式（2020/2/9）直後から興収が顕著に伸びているようです（参照記事）。

本作『オッペンハイマー』は、今年度アカデミー賞授賞式（2024/3/11）直後の公開で、作品賞含め最多7部門での受賞によって注目度が最大限に高まったタイミングでの公開になります。アカデミー賞での受賞結果を受けて、本作の興収がどれほど伸びるのか、要注目です！

映画は今週公開です。

※情報提供：プレコグ
※赤字＝興収10億円以上
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