過去の関連作品の成績データを踏まえてヒットを予測する“データで週末ヒット予報”。今回はこちら！

夜明けのすべて　2024年2月9日公開 

監督：三宅唱
出演：松村北斗、上白石萌音、渋川清彦、芋生悠
配給：バンダイナムコフィルムワークス、アスミック・エース

『そして、バトンは渡された』で2019年本屋大賞を受賞した瀬尾まいこの同名小説「夜明けのすべて」を、『ケイコ目を澄ませて』で国内外から絶賛を浴びた三宅唱監督が映画化。瀬尾まいこ自身のパニック障害の経験を基に、人には理解されにくい症状を抱えて生きづらさを感じながら生きる山添と美紗の交流を描いた物語。

夜明けのすべて　関連作品の興収は？

松村北斗さん×上白石萌音さんのタッグといえば、2021年放送のNHK連続テレビ小説「カムカムエブリバディ」で夫婦役で共演したのが記憶に新しいですよね！本作での再共演を楽しみにしている方も多いのではないでしょうか。
近年、朝ドラ後の再共演で話題になった映画といえば、「らんまん」の神木隆之介さんと浜辺美波さん出演の映画『ゴジラ-1.0』（2023年／55.9億円※公開中）や、「まれ」の土屋太鳳さんと山﨑賢人さん出演の映画『Orenge -オレンジ-』（2015年／32.5億円）などがあります。

そこで、今回は過去に朝ドラヒロインを務めた方々が出演した映画に注目してみます。
上白石さんは本作が朝ドラ出演後初の映画出演になるので、歴代朝ドラヒロインの朝ドラ後、最初の映画出演作品をチェックしてみましょう。

現在公開中の浜辺美波さん出演の『ゴジラ-1.0』、福原遥さん出演の『あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。』は、どちらも現時点で35億円を超える大ヒットを記録しており、まだまだ興収を伸ばしていくことが予想されます。また、永野芽郁さん出演の『君は月夜に光り輝く』や有村架純さん出演の『ナラタージュ』などの恋愛作品や、波瑠さん出演のヒューマンドラマを描いた『コーヒーが冷めないうちに』などが10億円を突破していますね。
朝ドラでの人気度も相まって、本作でも幅広い層の動員が期待できそうです！

では次に、松村北斗さんと上白石萌音さんの出演作も見ていきましょう。

◉松村北斗さん出演作品(2015年以降)◉上白石萌音さん出演作品(2015年以降)

松村さんも上白石さんも、主演作品は少ないものの多くの映画に出演されています。加えて、お二人ともこれまで『ちはやふる』シリーズといった漫画原作の作品や、『ライアー×ライアー』といった恋愛映画などポップな作品に多く出演されていることが分かります。本作では、お互い生きづらさを抱えながら社会の中で生きる人物を演じていることから、今までとは一味違う松村さんと上白石さんを見ることができそうです！お二人の演技にも注目ですね！

最後に瀬尾まいこさんの原作映画化作品を見ていきましょう。

本屋大賞を受賞した『そして、バトンは渡された』は、累計発行部数100万部を記録しており、映画でも17億円を超える大ヒットを記録していますね。『夜明けのすべて』も同様、9回重刷されるほどの大人気小説であり、10億円を超えるヒットが期待できそうです！

映画は今週公開です。

※情報提供：プレコグ
※赤字＝興収10億円以上
(C)瀬尾まいこ／2024「夜明けのすべて」製作委員会