データでヒット予報
【データで週末ヒット予報!】スティーブン・スピルバーグ監督作品、ミシェル・ウィリアムズ出演作品の興収は?
今週末に公開する作品をピックアップし、過去の関連作品の成績データを踏まえてヒットを予測する、“データで週末ヒット予報”。今回はこちら!
フェイブルマンズ 2023年3月3日公開
監督・共同脚本・制作:スティーブン・スピルバーグ
出演:ミシェル・ウィリアムズ、ポール・ダノ ほか
配給:東宝東和
本作は、『ジョーズ』(1975)『E.T.』(1982)など、数々の名作を生み出してきた名匠スティーブン・スピルバーグの自伝的作品です。舞台は1950年代。映画に魅了されたサミー・フェイブルマン少年が、両親との葛藤や絆、様々な人々との出会いによって成長しながら、夢を追い求める物語です。
フェイブルマンズ 関連作品の興収は?
スピルバーグ監督作品というだけで、期待している映画ファンは多いのではないでしょうか。
早速、スティーブン・スピルバーグ監督の過去作品の成績をみてみます。
過去10年を振り返ると、2018年公開のSFアクション『レディ・プレイヤー1』が、興収25.5億円で一番のヒットとなりました。また、昨年公開され、興収9.8億円を記録した『ウエスト・サイド・ストーリー』は、第79回ゴールデングローブ賞にて最優秀作品賞受賞をはじめ、第94回アカデミー賞でも数々の賞にノミネートされて大変話題になりましたね。
本作も、第80回ゴールデングローブ賞にて最優秀作品賞(ドラマ部門)と最優秀監督賞を受賞しており、さらに第95回アカデミー賞では、作品賞、監督賞をはじめ7部門にノミネートされています。
そのため、今回は歴代のゴールデングローブ賞・最優秀監督賞受賞作品の成績をみてみましょう。
『ラ・ラ・ランド』(2017)は興収44.2億円、『ゼロ・グラビティ』(2013年)は興収32.3億円の大ヒットとなりました。また、過去にKIQ REPORTでは、映画ファンを対象に、映画賞によって鑑賞意欲が高まるかを調査したところ(調査記事:映画賞の受賞・ノミネート情報の訴求力は?)、監督賞については47.4%の人が、鑑賞意欲が高まると回答しており、やはり受賞の影響は大きいことがわかりました。そのうえ、本作は誰もが知る名称スピルバーグ監督作品のため、興収もかなり期待できそうですね!ちなみに、スピルバーグ監督はこれまで何度も同賞にノミネートされており、今回の受賞は1998年公開の『プライベート・ライアン』以来だったようです。
続いて、サミー少年の母親を演じた、主演・ミシェル・ウィリアムズの過去の作品をみてみます。
興収52.2億円を記録した『グレイテスト・ショーマン』をはじめ、数々の話題作に出演していますね。また、ミシェルは、これまでアカデミー賞の主演または助演女優賞に、本作も含めると5度もノミネートされている実力派女優です。ハリウッド映画界お墨付きのミシェルが主演を務めたということであれば、より一層作品への期待感が高まりますね!
本作は、スピルバーグ監督の体験が基となって描かれている作品です。近年、伝記映画は映画ファンの間や賞レース絡みで話題になることも多いように思われます。最後に、近年公開された伝記映画の成績をチェック!
『ボヘミアン・ラプソディ』は興収131億円を超え、2018年の国内洋画興行収入第1位となりました。過去の作品をみても、歴史に影響を与えた人物からミュージシャンまで、様々な人物の伝記映画が制作されています。その一方で、本作のように監督自身の体験を描いた作品は意外と少なく、近年では昨年のアカデミー賞ノミネートで話題になった『ベルファスト』(2022)のみでした。
一体、スピルバーグ監督はどんな新たな傑作を生み出したのか…注目です!
映画は、今週公開です。
※興行収入は一部、推定値を含む
※情報提供:プレコグ
※赤字=興収10億円以上
(C)2022 Universal Pictures. ALL RIGHTS RESERVED.
COMMENT
コメントをするにはログインが必要です。不明なエラーが発生しました