データでヒット予報
【データで週末ヒット予報!】吉永小百合主演作品・親子映画の興収は?
今週公開する作品をピックアップし、過去の関連作品の成績データを踏まえてヒットを予測する、“データで週末ヒット予報”。今回はこちら!
こんにちは、母さん 2023年9月1日全国公開
監督:山田洋次
出演:吉永小百合、大泉洋、永野芽郁、寺尾聰、宮藤官九郎、田中泯 他
配給:松竹
『男はつらいよ』シリーズをはじめ、長きに渡る歩みの中で人の温かさや、「家族」を描いてきた松竹が、変わりゆくこの令和の時代に、いつまでも変わらない「親子」を描く。
神崎昭夫(大泉洋)は会社で神経をすり減らし、家では妻との離婚問題や娘との関係に頭を悩まされていた。そんな時に、久しぶりに下町に住む母・福江(吉永小百合)を訪れるが、どうやら様子がおかしい…。お節介すぎるほどに温かい下町の住民や、これまでとは異なる”母”に出会うことで、神崎は見失ったものに気付かされてゆく。
こんにちは、母さん 関連作品の興収は?
日本を代表する巨匠・山田洋次監督が91歳にして撮り上げた90作品目。
主演を演じるのは、映画出演123本目となる吉永小百合さんです。
日本映画史に名を刻む名監督×名女優のタッグですが、ファンはシニア層が中心です。興収への影響も気になります。
さっそく、吉永さんの直近10年の主演作品の興収をみてみましょう。
なんと、この10年で主演を務めた6作品連続で興収10億円を突破しています! 興収30億を超えるような大ヒット作はないものの、一方で興収10億円を下回ることもないという安定ぶりに驚かされます。
日本を代表する名監督の良質なヒューマンドラマ作品に出演されており、映画ファンに加え、普段はあまり劇場に足を運ばないシニア層が、吉永さん作品はスクリーンで観るという習慣的な様子も伺えますね。
中でも、山田監督とタッグを組み、本作に通じる『母』三部作の前作となる、『母と暮らせば』(2015年/興収19.8億円)や『母べえ』(2008年/興収21.2億円)は約20億円の興行成績を残しており、他作品より人気があるようです。
監督・山田洋次×主演・吉永小百合というネームバリューと前2作の実績から、圧倒的な作品保証感が今作にはあり、今回も安定した動員が予想されます!
お二人のバリューで動員される観客に加え、そこから客層を広げられるかどうかで興収に大きな影響が出そうです。
本作で描かれるのは、いつの時代も普遍的なテーマである親子の物語。
そこで、近年公開された親子を描いた作品をチェックしてみます。
さまざまな親子の関係性、テーマの作品が並びますが、日本アカデミー賞など賞レースに絡む作品も多く、話題作が多い印象です。
『母』三部作の前2作は1940年代を舞台にしていますが、今作は、令和を生きる等身大の親子を描くとのことで、共感性もより一層強いかもしれませんね!
最後に山田洋次監督の過去10年の監督作品です。
多くの家族の物語を生み出してきた山田洋次監督が描く、新たな親子の物語に期待しましょう!
映画は今週公開です。
※興行収入は一部、推定値を含む
※情報提供:プレコグ
※赤字=興収10億円以上
(C)2023「こんにちは、母さん」製作委員会
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