過去の関連作品の成績データを踏まえてヒットを予測する“データで週末ヒット予報”。今回はこちら！

ゴールデンカムイ　2024年1月19日公開 

監督：久保茂昭
出演：山﨑賢人、山田杏奈、眞栄田郷敦、玉木宏、舘ひろし　ほか
配給：東宝

シリーズ累計発行部数が2600万部突破した野田サトルの大人気バトルアクション漫画「ゴールデンカムイ」を、『キングダム』シリーズの製作陣が再集結し実写映画化。
日露戦争終結直後の北海道を舞台に、元陸軍兵・杉本とアイヌの少女、脱獄囚などさまざまな思惑を持つ者たちが、アイヌから奪われた莫大な埋蔵金を巡り争奪戦を繰り広げる。

ゴールデンカムイ　関連作品の興収は？

「鬼滅の刃」や「呪術廻戦」「チェンソーマン」など、多くのヒット漫画が生まれる昨今。漫画の域を超え、世の中にブームを巻き起こす作品も多くあります。そのようなヒット漫画には、数々のマンガ賞に選ばれているという共通点がありますが、「ゴールデンカムイ」も多くの賞を受賞しています。

コミックス受賞歴
⚫︎コミックナタリー大賞：2位（2015年）
⚫︎このマンガがすごい!2016オトコ編：2位（2016年）
⚫︎マンガ大賞2016：大賞（2016年）
⚫︎北海道ゆかりの本大賞コミック部門：大賞（2017年）
⚫︎小西財団漫画翻訳賞：グランプリ（2018年）
⚫︎Japan Expo Awards2018：マンガ部門Daruma脚本賞（2018年）
⚫︎手塚治虫文化賞：マンガ大賞（2018年）
⚫︎第24回文化庁メディア芸術祭：マンガ部門ソーシャル・インパクト賞（2021年）
⚫︎第51回日本漫画家協会賞：大賞（2022年）

ヒットした漫画は本だけに留まらず、多くはTVアニメ化されそこでも多くのファンを獲得します。「ゴールデンカムイ」も2018年にTVアニメ化されました。そして、ヒット漫画の魅力は実写映画にも広がり、これまでにも多くの漫画作品が実写化されてきました。
そこで、過去10年の間に公開された漫画実写化作品の歴代興収TOP10をチェックしてみましょう。

『キングダム』の興収57.3億円を筆頭に、漫画実写作品がいかにヒットしているかが分かりますね！中でも、「キングダム」「るろうに剣心」シリーズなどのバトルアクションを題材にした作品は、大台の興収50億円を超えの大ヒットを記録しています。漫画の世界だからこそ描ける迫力あるアクションシーンは、その再現性の高さもありスクリーン映えすること必至で、映画館でこそ観たい作品になっている様子が伺えます。本作も50億円のヒットを狙えるのではないでしょうか。

続いて、主人公・杉本を演じる山﨑賢人さんが主演を務めた漫画実写作品をみてみましょう。

さすが“実写請負人”と言われるだけありますね！2016年以降、ほぼ毎年漫画実写作品に主演されています。最近では『キングダム』シリーズでの活躍が記憶に新しいですが、『斉木楠雄のΨ難』や『オオカミ少女と黒王子』など、バトルアクション、コメディ、ラブコメと様々なジャンルの実写化に挑戦しており、ジャンルを問わず興収10億円超えのヒット作も並びます。既存のファンが多く存在する漫画の実写化では、必ず賛否の声が挙がりますが、実績が多い山﨑さんが主演であることで安心感を得る人も多いのではないでしょうか。

ちなみに、先日KIQ REPORTで調査した「映画ファンが注目している、2024年公開の映画」で『ゴールデンカムイ』は見事２位にランクイン！中高年層で注目を集めましたが、これに原作ファンの20～40代も動員されると、十分なヒットが見込めそうですね。どこまで興収が伸びるか注目です！

映画は今週公開です。

※情報提供：プレコグ
※赤字＝興収10億円以上
(C)野田サトル／集英社　(C)2024映画「ゴールデンカムイ」製作委員会